- モンゴルの横笛、リンベ
私がリンベという横笛と出会ったのは、2009年9月6日(日)に兵庫県立芸術文化センターで開催された「ミュージック・グランプリ・フェスティバル in 兵庫」でした。
リンベを演奏されたのは、マハバル・サウガゲレルさんで、この時はリンベとホーミーの演奏をされたのですが、リンベの演奏にものすごく感動したので、コンサート終了後に早速お話しをしに行って、レッスンを受けるようになりました (^_^;
このコンサートの感想はこちらで紹介していますが、リンベで3曲演奏されました。
最初に演奏された「モンゴルの四季」の演奏は、とても綺麗な笛の音でしたし、「浜辺のうた」の演奏では、思わず目がウルウルしてしまいました。最後に演奏された「競馬」という曲の演奏は圧巻で、馬の足音や鳴き声が、みごとに笛の音で再現されていて、「笛で、こんな表現までできるのか!!」と本当に感動しました。通常のコンサートではないことだと思いますが、会場からも、思わず、驚きの声があがるほどでした。
モンゴルの民族楽器であるリンベは、昔は動物の骨などで作られていたそうですが、現在は真鍮またはプラスチック(ジョイントなどは真鍮)のリンベが使われています。私が使っているリンベは写真の楽器で、プラスチック製のリンベですが、先生が演奏会で使われているのと同じタイプの楽器です。真鍮製のリンベも吹かせて頂きましたが、金属アレルギーの不安があるのと、かなり重量があるのでプラスチック製の方が扱い易いと思いました。
長さが違う2本が写っていますが、長い方がよく使われるE調のリンベで最低音はB♭、短い方は「競馬」の曲などを吹く時に使うF調のリンベで最低音はCです。
運指はトラヴェルソの運指と似ていますが、半音は原則として穴を半分塞いで出します。穴が大きいので、可能ですが、ピッチは自分で調整しないといけないので、正確な音程をとるのは難しいです。
5線譜の楽譜を使う時は、E調の楽器は最低音がB♭なので、D管のトラヴェルソよりも3度、F調のの楽器は2度ずれますので、私は楽譜を見るときに、それぞれ3度と2度ずらして見ながら吹いています。
一方、数字譜を使うときは、指使いが数字で指示されているので、どちらの楽器でも気にせずに吹くことができますが、数字譜の読み方にまだ十分慣れていないので、もっと練習が必要です。
リンベの音域は2オクターブ半くらいですが、高音を出すのはかなり難しいです。穴が大きいので、音も大きく鳴りますし、高音はピッコロみたいな音になります。また、フルートよりも強い息が必要で、息もたくさん必要です。
- リンベ関係の記事
ブログに書いたリンベ関係の記事は、下記のリンクからご覧下さい。
Netscape Navigator ver.7.0以上 または Microsoft Internet Explorer Ver.5.0以上をご利用下さい。
許可なく、掲載された情報の全部または一部の複製や転載、また出版、放送等の二次使用をすることは禁止します。 |
Email:メール
URL:http://www2h.biglobe.ne.jp/~pen/ |
(C)Copyright 2007-2010, Create PEN
All Rights Reserved
No reproduction or republication without written permission. |
|
|