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金、銀、プラチナ!

2009年3月5日にあったフルートのコンサート

  ♪muramatst exellent concert vol.5
  ~ハンスゲオルク・シュマイザー氏を迎えて~

では、3人のフルーティストの素晴らしい

  「競演」

を楽しむことができました。

3人が使っておられたフルートはそれぞれ異なる材質のもので、たぶん

  金(24K?)・・・シュマイザーさん
  銀・・・・・・・・・・大江浩志さん
  プラチナ・・・・・・安藤史子さん

だと思います。今回の演奏会は

  材質が異なる3本のフルートの「競演」

でもあったわけです。

  フルートは材質で音が違う

とよく言われていますから、それぞれ

  異なる材質のフルートで、二重奏や三重奏を吹く

と、音質が異なってしまうので、難しいハズです。

しかし、全く同じフルートを吹いても、吹く人によって、
あるいは吹き方によって音質は変わりますので、
一概には言えないと思います。

で、今回に演奏はどうだったかというと、

  やっぱり、材質によって音が違うなぁ

と思う部分と、

  材質は、あんまり関係ないよね

と思う部分が混在していました。

今回の演奏に関しては・・・ですが、

  一番、いい音(好きな音)だなぁ

と私が思ったのは、

  高音域 ・・・・ 銀
  中音域 ・・・・ 金
  低音域 ・・・・ プラチナ

でした。演奏された曲によっても、多少印象が違いましたが

  金の低音は、やや重い音に
  銀の中音は、少しこもった音に
  プラチナの高音は、少しキツイ音に

に聞こえました。

  高音域では、金と銀
  中音域では、金とプラチナ

の音はほとんど同じように聞こえましたが、強いて言えば、、

  高音は銀の方が柔らかく
  中音は金の方が柔らかい

音に聞こえたので、私好みでした。

低音域だけは、

  金、銀、プラチナの音がそれぞれ違い

材質による影響がいちばんハッキリしていたと思います。

フルートの低音域は、もともと出しにくいですから、
差が出やすかったということかもしれません。

以下は、私の少ない経験に基づく印象なので
間違っているところがあるかもしれませんが、
材質によって、次のような違いがあると思います。

24Kやプラチナも試奏させてもらったことがありますが、
低音は最初は出しにくいですが、
コツがわかれば、太い音(しっかりした音)を
銀よりも簡単に出すことができます。

銀のフルートで、金と同じような太い音を出そうとすると、
息をかなりしっかり入れて吹かないといけないので、
金やプラチナのフルートと一緒に演奏する場合、
低音域を銀で対抗するのは、かなり大変だと思います。

今回の演奏では、低音を綺麗に吹かれていましたが、
息を上手く入れられないまま銀で大きな低音を出そうとすると、
息の音がたくさん混じった音になってしまいます。

反面、金のフルートを銀と同じつもりで吹くと、
中音~高音も重い音(少し暗い音)になってしまいますから、
フルートらしい明るい音にするためには、
銀よりも息の束を小さくして、
しっかり吹いてやる必要があります。

少しでもやり過ぎると、今度は金属的なキツイ音になってしまうので、
この辺の加減が難しいと思います。

銀にプラチナメッキをしたフルートや18Kまでの金のフルートなら
私でも十分吹けると思いますが、
24Kやプラチナのフルートは、試奏してみた時には、
最低音域をすぐに出せませんでした。

こういう難しいフルートを吹きこなしているのは「凄いなぁ」と思う一方で、

  銀だって負けてないじゃん (^-^)

と思わせてくれる演奏会で、なかなか興味深い「競演」でした。
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