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第8回神戸国際フルートコンクール 一次審査を聴いて(1)

第8回神戸国際フルートコンクールの一次審査が昨日、終わり、

   二次審査の演奏者と演奏順

も発表されました♪ 私は、一次審査は1日目の夕方から聴いたので、

   15番目のサラ・フリソフさんから、33人の方々の演奏を聴きました☆

このコンクールに出場される方々は、みなさん素晴らしいフルーティストなので、

   フルートの音やテクニックは、それぞれに素晴らしいもの

をお持ちですから、そこではそんなに大きな差は出ないような気がします。

でも、同じ曲を演奏しているハズなのに

   聞こえてくる音楽は、人によりそれぞれです。

例外はありますが、日本などの東アジアの出場者の演奏は

   テクニックや音の美しさは素晴らしい

く、演奏も綺麗なのですが、

   型にはまった演奏

が多かったように思います。通常のコンサートなどで、

   その人の演奏だけ聴けば、素晴らしい

と思うのだと思いますが、

   コンクールでは、他にも同じ曲を演奏する人がたくさんいる

ので、その中で、どんなに綺麗な演奏をしたとしても、

   個性が感じられない演奏だと、綺麗な演奏だな・・・と終わってしまう

からです。聴いている人が

   また聴いてみたい!

と思う演奏がよい演奏なんだと思います。

一次審査では以下の(1)(2)(3) を合わせて20分以内に演奏するよう指示されていました。

 (1) F. Kuhlau: 6 Divertissements Op.68 より No.6 cis-moll (無伴奏で演奏すること)

 (2) a)、b) いずれかを選択。

    a) S. Karg-Elert: 30 Studies (Caprices) Op.107よりNo.30
    b) L. de Lorenzo: Il “Non plus ultra” del Flautista Op.34より No.17

 (3) a)、b) いずれかを選択。

    a) C. Debussy: Syrinx
    b) P.O. Ferroud: Trois pièces より No.1 Bergère captive

(1)のクーラウは全員が演奏した訳ですが、

   長い曲なので、最後の方、疲れて来た方もおられたようです。

   ヨーロッパの出場者の方が個性的な演奏が多く、何をしたいかが分かりやすい方が多かったですが、
   
   個性的=音楽的 とは限らないので、その辺が難しいところです。

   東アジアの出場者は、きちっとした演奏が多かったのですが、

     曲全体では、あちこちでテンポを変えていても、1つのフレーズ内では

       メトロノームで刻んだような単調な音楽

     になってしまっている人が多かったように感じました。

  それに対して、ヨーロッパの出場者の方が

     曲全体だけでなく、フレーズ内での変化が大きく

        音楽を感じられる演奏になっていた人が多かった

     ように思います。

  また、

     ブレスの位置とブレスをする時の音

  が特に気になったのも、クーラウでした。

     フレーズの途中で、大きな音でブレスをしてしまうと

     フレーズがそこで切れてしまうだけでなく、

     ブレスの音のが音楽を壊してしまいます。

  ブレスの音を気にしない人もいるようですが、

     現代音楽では、息の音も音楽表現の一部として使われたりします

  ので、

     クラシックを演奏する場合でも、ブレスの音の影響を考えて演奏すべき

  だと思います。

  声楽をやっている人は、ブレスはほぼ無音でできますので、

     フルートをやっている人ができないハズがありません。

  声楽のレッスンを受ければ、すぐにできるようになると思うのですが・・・
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