♪ フルートのコンサート・メモ ♪
    Memorandum of the flute concerts
 
    南部靖佳 フルートリサイタル


      2009年2月11日16:00〜 ザ・フェニックスホール(大阪)
      一般 ¥3,000 学生 ¥1,000(限定数・ホールのみで販売)

      <出演>
        フルート: 南部靖佳
        ピアノ:  藤井快哉
      <曲目>
        テオバルト・ベーム: グランド・ポロネーズ 作品16
        シューマン:     3つのロマンス 作品94
        ボルヌ:       カルメン幻想曲
        ルーカス・フォス:  3つのアメリカ風小品
        オネゲル:      雌山羊の踊り
        プロコフィエフ:   フルート・ソナタ ニ長調 作品94

        アンコール
          フォーレ:コンサートのための小品


●感想

    昨年行われた第13回びわ湖国際フルートコンクールで第2位に入賞された、南部靖佳さんのフルートリサイタルに行ってきました。

    南部さんのフルートは、どちらかというと力強い音色で、どれもよい演奏でしたが、何より凄かったのは、上記の曲を全て暗譜で演奏されたことでした。完璧に暗譜されているので、どの曲も自分のものになっているという感じで、自信をもって演奏されていることがよくわかりました。フルートの演奏会では、楽譜を見ながら演奏されることの方が多いように思いますが、暗譜で演奏するに越したことはないと、改めて思いました。

    ベームの「グランド・ポロネーズ」は、丁寧にキチッと演奏されていて、一つ一つの音がハッキリ聞こえてくる演奏でした。
    シューマンの「3つのロマンス」は、初めて聴いた曲だったのですが、ダイナミクスがもう少し大きければ、もっとよかったのではないかという印象を持ちました。
    ボルヌの「カルメン幻想曲」もカッチリした演奏で、ダイナミクスも大きく、聴き応えがありました。

    ここまでが前半で、20分の休憩を挟んで後半の曲が演奏されましたが、他の多くの演奏会と同様、プログラムが進むにしたがって、フルートの音が益々よくなって行ったように思いました。
    ルーカス・フォスの「3つのアメリカ風小品」は、藤井快哉さんのピアノ伴奏も素晴らしく、演奏を楽しみながら拝聴することができました。

    次に演奏されたオネゲルの「雌山羊の踊り」は、今回、唯一、無伴奏で演奏された小品でしたが、非常によい演奏だったと思います。ただ、とても残念なことに、会場の前方でぐっすり寝入ってしまっていた人の「いびき」が聞こえてしまった瞬間がありました。生理現象なのでしかたがないとは言うものの、「しーん」と静まりかえった緊張の中で「いびき」や「咳き」などが聞こえると、興ざめしてしまいます。

    プログラムの最後に演奏されたプロコフィエフの「フルート・ソナタ」もしっかりした名演で、私は今回の演奏の中で、最もよかったと思いました。

    鳴り止まない拍手に応えて、フォーレの「コンサートのための小品」を、これもやはり暗譜で演奏されました。

    機会があれば、南部さんの演奏を、また聴きに行きたいと思いました。


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