♪ フルートのコンサート・メモ ♪
    Memorandum of the flute concerts
 
    神戸フィルハーモニック
    第56回定期演奏会(フルート:久保田裕美ほか)

     2008年6月28日 神戸文化ホール・大ホール

      <演奏>
      <曲>

        ボロデイン:     交響曲 第3番 イ短調 「未完成」
        ボロデイン:     歌劇「イーゴリー公」 序曲
        ストラヴィンスキー: バレエ音楽「火の鳥」 (1910年版)


    ● 感想 ●

      この日は運良く仕事が休みだったので、神戸フィルハーモニックの定期演奏会を聴きに行きました。会場の神戸文化ホールに行くのは初めてでしたので、ちょっと早く着きすぎたのですが、開場を待つ人たちがすでに列を作っていて、来場者はかなり多かったようです。

      開場後には、パーカッションのロビーコンサートも行われ、歓声があがっていました。

      さて、定期演奏会の方は、まず指揮者の朝比奈千足さんが、今回のコンサートで演奏される曲の解説をされ、「今日、演奏する曲は、滅多に演奏されることがない曲ばかりなので、今日、聴きにきた皆さんは、とても得をしました。」といった内容のお話をされました。実際、ボロデインという作曲家の名前を知っている人はあまり多くないでしょうし、今回演奏された曲は、私も聴くは初めてでした。

      ストラヴィンスキーの「火の鳥」は有名な曲ですが、私は録音(録画)を2回くらいしか聴いた記憶がありません。朝比奈さんのお話のよると、「火の鳥」の演奏には大編成のオーケストラが必要で(ハープは3台!)、お金もかかるのでなかなか演奏できないということです。今回は神戸市が援助してくれたので、演奏が実現したのだそうです。
        ・・・神戸市は、どこかの府とは違いますね (^_^;

      前半に演奏されたボロデインの曲はどちらも未完の曲だったのを、交響曲第3番はグラズノフが、歌劇「イーゴリー公」序曲はR=コフサコフとグラズノフが完成させたものだそうで、聴くのは初めてでしたが、朝比奈さんが最初にお話されたように、なかなか美しい曲でした。

      ボロデインの曲は通常のオーケストラ編成で演奏されましたので、フルートは2人でした。どちらもフルートが活躍するところがありましたが、私がアンサンブルなどを指導して頂いている久保田裕美さんは、最初の曲は1stを、次の曲は2ndを吹かれていたようです。

      個人的には、最初に演奏された交響曲が旋律も綺麗で好きでしたし、演奏の完成度も高かったと思います。未完成の交響曲なので、第二楽章で終わってしまいましたが、もし第三楽章があったら、どんな曲になったのでしょう。

      2曲目の序曲の方は「出だしの金管とオケのバランスが今ひとつかな?」と思いましたが、後半は大いに盛り上がって終わりましたので、全体としてはよかったと思います。

      休憩をはさんで、ストラビンスキーの「火の鳥」が演奏されましたが、休憩時間中に3台のハープが持ち込まれ、奏者の方々は調律に忙しそうでした。

      「火の鳥」の演奏ですが、最初の方は少しリズムに乗り切れていないように感じましたが、途中からどんどんよくなっていって、最後はボロデインの序曲以上に盛り上がって終わりましたので、よかったと思います。強いていうと、ビオラとチェロがもう少し厚いともっとよくなったのではないかと思いました。

      「火の鳥は大変なんです」と言って、レッスンの時に久保田裕美さんが楽譜を見せて下さいました。実際に演奏を聴いてその意味がわかりましたが、難曲であっても、フルートを楽しみながら吹いておられるように見えました。演奏している人が楽しそうだと、見ている方も嬉しくなります。いつものことながら、見習いたいと思います。


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